今月ご紹介するのは、各々の働き方にあわせてつくられたオフィス・ワークプレイスです。
働き方が多様化しつつある現在、それぞれの企業や組織に独自の個性や強みがあるように、働き方や働く場にも企業や組織ごとに最適なスタイルがあります。今回は企業や組織の想いが体現されたオフィス・ワークプレイスをピックアップしてご紹介します。

H.U.グループホールディングス株式会社　本社移転プロジェクト

検査・関連サービス事業、臨床検査薬事業、ヘルスケア関連サービス事業を展開するH.U.グループ。2023年の本社移転では、グループの一体化を促進するためにオフィス機能をワンフロアに集約。本社を、多様な個(社員)が一体(H.U.グループ)となって健康と医療の未来をつくる「未来創造拠点」と位置づけ、社員同士のコミュニケーションを活性化させるさまざまな仕掛けや、業務内容や気分に合わせて働く場を選べるオープンスタイルなど、社員の働きやすさや交流に貢献するワークプレイスを実現させています。

霞ヶ関キャピタル株式会社　オフィス増床プロジェクト

自然エネルギー、アパートメントホテル、物流施設開発、ヘルスケア関連施設開発などの事業を展開する霞ヶ関キャピタル。ホテル事業のオフィス増床として、想像力を刺激し新たな着想を生み出すイノベーション創発と、実際のホテル運営をイメージできる機能性を両立させた空間づくりが求められました。ホテルさながらの趣向を凝らした上質なオフィス空間は、理想を追求したソファや光の演出など細部にまでこだわったワークプレイスとなっています。

ビジネスブレイン太田昭和　本社移転プロジェクト

株式会社ビジネスブレイン太田昭和（以下BBS）は、創業から50年以上続く経営会計のコンサルティング、システム構築・運用、ビジネスプロセスアウトソーシングを提供する会社です。本社移転と同時にオフィス面積を削減し、テレワーク前提の新しい働き方に対応すると同時に、サステナビリティやカーボンニュートラルに配慮したワークプレイスを実現させました。当社は、エントランスと来客会議室エリアのデザイン・設計・施工を担当。BBSの経営会計を支えてきた「歴史」と、イノベーションやデジタル変革を支える「近未来」の融合を、木と光を活かした意匠で表現しています。